社会的排斥目撃者における罪悪感と恥

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タイトル別名
  • Vicarious guilt and shame among witnesses of ostracism
  • Vicarious guilt and shame among witnesses of ostracism : Effects of vicarious guilt and shame on the witnesses' behavior toward ostracized persons
  • Effects of vicarious guilt and shame on the witnesses’ behavior toward ostracized persons
  • 恥と罪悪感が被排斥者に対する目撃者の行動に及ぼす影響

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抄録

本研究の目的は、社会的排斥場面の目撃者による被排斥者への援助行動を促進する要因を検討することである。人にとって社会的なつながりはなくてはならないものであるため、被排斥経験後には他者との新しい社会的つながりへの欲求が高まる。しかし、被排斥者自身では社会的つながりを築くのが難しい場合もあり、そのような場合には、社会的排斥を目撃した者による被排斥者への援助行動が重要となる。これまでの研究では、排斥場面目撃者の感情反応について、十分に検討されてこなかった。そこで本研究では、目撃者が抱く罪悪感と恥に着目し、これらの感情が後続の行動に及ぼす影響について検討するため、インターネット調査を実施した。社会的排斥を目撃した際のことを想起してもらい、その時の感情や、その後の行動などについて尋ねた。その結果、目撃者が罪悪感を抱くと被排斥者への援助行動が導かれることが示唆された。他方で、恥を感じた場合には、その出来事や被排斥者を回避しようとする動機づけが高まることが示唆された。

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