書誌事項
- タイトル別名
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- Historically-rooted universalism and basic income experiment in Finland
- フィンランド ニ オケル フヘン シュギ ノ トクシツ ト ベーシックインカム シャカイ ジッケン
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抄録
ベーシックインカムは、個人を対象にした無条件の現金給付によって一定程度の生活を保障する構想である。フィンランドでは2017 年1月より世界初の国単位での社会実験が行われており、国際的な注目を集めている。本稿は、フィンランドにおけるベーシックインカム構想とその社会実験の歴史的・政治的・経済的コンテキストを明らかにすることと、ベーシックインカムとその社会実験が、フィンランドの福祉国家の刷新にとってどのような意味を持ちうるのかを検討することを目的とする。結論は以下の通りである。(1)ベーシックインカムはフィンランドに特徴的な普遍主義の自然な帰結であり、ラディカルな手段とは言えない。(2)ベーシックインカムは短期的および長期的な問題解決策として広範に支持されるが、前者へと換骨奪胎される傾向がある。(3)北欧福祉国家の刷新手段としては限界があるが、議論の起爆剤としての可能性を持っている。
収録刊行物
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- 北ヨーロッパ研究
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北ヨーロッパ研究 15 (0), 13-24, 2019
北ヨーロッパ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775148755968
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- NII論文ID
- 130007868771
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- NII書誌ID
- AA12182603
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- ISSN
- 24334596
- 18802834
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- NDL書誌ID
- 029861011
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可