骨盤ベルトが静的バランス機能に与える影響の検証

この論文をさがす

抄録

<p>骨盤ベルトの装着による下肢筋力向上や腹横筋の筋厚上昇が、先行研究で示されている。本研究では骨盤ベルトに着目し、骨盤ベルトが静的立位姿勢に及ぼす効果を検討した。既往歴がない健常大学生の男性3 名を対象とした。重心動揺計にて開眼静止立位で骨盤ベルト装着有、無、骨盤ベルトの締める長さを5 cm と10 cm の2 通りで各10 回、総軌跡長と矩形面積、XY 方向の変位を計測した。結果、ベルト無しとベルト有りでは総軌跡長と矩形面積、XY 方向の変位の全項目が1%以内での有意差があった。しかし、ベルトの締め具合での有意差は出なかった。骨盤ベルトが腹横筋に働きかけ体幹を安定させたことでバランス機能が向上したと思われた。</p>

収録刊行物

  • 理学療法学Supplement

    理学療法学Supplement 47S1 (0), D-43_2-D-43_2, 2020

    公益社団法人 日本理学療法士協会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ