SNS依存および諸問題と利用動機との関係
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- 大野 志郎
- 東京大学大学院情報学環
書誌事項
- タイトル別名
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- The Relationship of Social Media Usage Motivation with Addiction and Various Problems
- The Comparison of risks by using Social Media for Escapism, Feeling of Superiority, Evaluation, and Empathy
- 逃避, 優越感, 共感によるリスクの比較
抄録
SNS利用者の増加および低年齢化が進む中,情報モラル教育の観点から,SNS利用による問題の発生を抑制するための知見が求められる. 本研究ではSNSの利用動機と 様々な問題との関連の強さを明らかにするため,オンラインアンケート調査を実施した. 事前調査により,15歳から39歳までのインターネット長時間利用者(n=2,994)を抽出し,そのうちSNSを最もよく利用する709サンプルを用いた. SNS利用動機の因子分析の結果,「逃避」「優越感・評価の獲得」「日常の関係維持」「愚痴・相談」「共感の獲得」の5因子が見いだされた. 続いて,諸問題を目的変数,SNS利用動機を説明変数とするロジスティック回帰分析を行った. SNS依存傾向に対する調整オッズ比は,逃避が2.92,優越感・評価の獲得が2.30,共感の獲得が2.32であり,有意であった.また,優越感・評価の獲得の動機は,身体的・精神的健康の問題(調整オッズ比4.73,3.52)との関連が顕著であり,大切な人間関係への悪影響,多額のムダ使いとも強く関連していた.
収録刊行物
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- 情報教育ジャーナル
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情報教育ジャーナル 2 (1), 10-17, 2019
日本情報教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300178140288
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- NII論文ID
- 130007880353
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- ISSN
- 24335703
- 24326321
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可