中国における家具産業集積に関する研究

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タイトル別名
  • Study on the furniture industry agglomeration in China

抄録

<p>本研究では、中国家具産業を対象とし、文献調査と統計資料を用いて産業集積の特徴と課題を把握し、家具産業の発展状況を分析することを目的とする。具体的には、中国各地域における2007~2017年の家具産業集積数の変化原因を整理すると同時に、その変化について特徴を分析する。中国における家具産業集積とは、家具の生産·販売に携わる企業群が地理的に集積し、いくつかの代表的な家具デザインを持ちながら家具産業構造を形作ることを指す。これまでにWang(2010)、Wu(2012)等の研究によって中国家具産業集積が直面する課題とその改善案が明らかになりつつあるが、家具産業集積の過程及びその理由は十分に解明されていない。近年、中国では家具産業集積が急速に進み、『中国家具年鑑2018』によると2017年12月までに中国の家具産業集積数は49に達し、その内37の集積は自発的に進んだ「特色地域」、12集積は政府主導の「新興産業園」である。華東地区、華南地区、華北地区、華中地区、東北地区、西部地区の生産力指数合計は9割に達する。近年は華東地区が集積数第1位となり、華中地区の増加が際立ち、沿岸地区からは輸出が多い。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848250131875456
  • NII論文ID
    130007880831
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_44
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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