上川町でのミズナラ人工造林において産地間差は問題になるのか

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タイトル別名
  • How to effect of seed origin about Quercus crispula plantation in Kamiakwa town

抄録

<p>北海道上川町は北海道北部地域にあり、近隣町村では家具産地として著名な旭川市があるため広葉樹需要が高い地域である。これまでも当町では地域的特性を生かすためミズナラ人工林の挑戦を行ってきた。しかし広葉樹人工造林は様々な部分においてハードルが高い。</p><p>まずは造林コストがかかることや伐期まで長く林業的に不利である面がある。また誤伐が発生しやすいことやシカなどからの食害に遭いやすい等、成林が難しいことが報告されている。これらの課題解決として造林初期段階から確実に成林させることが一つ目標とすべきと考えられる。しかしながら、本町においてはこれまで広葉樹造林件数も少ないこともあり、どのような要素が確実な成林につながるか判明していない。これまで上川町内で行ったミズナラ造林地の調査では、多くが雪害による被害を受けていることが判明してきた。そこで、今回はミズナラ苗について北海道内陸部由来の苗と北海道オホーツク沿岸部由来の苗を新たに植え、一冬越した後の被害率について調査を行った。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848250132058368
  • NII論文ID
    130007881095
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_715
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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