初発前思春期投球肘内側障害の高分解能MRIとその病態

DOI
  • 小川 健
    筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/茨城県厚生連総合病院水戸協同病院 筑波大学医学医療系整形外科
  • 馬見塚尚孝
    ベースボール&スポーツクリニック
  • 辰村 正紀
    筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/茨城県厚生連総合病院水戸協同病院 筑波大学医学医療系整形外科
  • 万本 健生
    筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/茨城県厚生連総合病院水戸協同病院 筑波大学医学医療系整形外科
  • 平野 篤
    筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/茨城県厚生連総合病院水戸協同病院
  • 山崎 正志
    筑波大学医学医療系整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • High-resolution MRI and the Mechanism of on the Initial Pre-puberty Little Leaguer's Elbow

抄録

<p>初発前思春期投球肘内側障害例の高分解能MRIを調査した.対象は,発症から4週間以内にMRI撮像できた15例である.単純X線で異常を認めたのは15例中9例のみであったが,MRIでは全例異常所見を呈していた.骨化核の異常が12例,軟骨膜の偏位が12例うち途絶は9例,尺側側副靱帯(UCL)またはその周囲組織損傷は14例,鉤状結節の異常は7例であった.前思春期の投球肘内側障害は,骨化核に形態学的な異常を認めずとも,骨化していない軟骨およびそれを取り巻く軟骨膜の異常と,UCLのたるみや信号上昇,そして周囲の軟部組織損傷が主体であり,その初発例は急性損傷の可能性が示唆された.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390285300183665536
  • NII論文ID
    130007889566
  • DOI
    10.34473/jossm.40.3_372
  • ISSN
    24355828
    13408577
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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