小中学生野球選手における腰痛と体幹・下肢柔軟性との関連―セルフチェックとしての立位体前屈の有用性―
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between Low Back Pain and Trunk and Lower Extremity Flexibilities in Adolescent Baseball Players: The Usefulness of Standing Forward Flexion as a Self-assessment Tool
抄録
<p>目的:腰痛と指床間距離(FFD),下肢伸展拳上角度(SLR),および立位体前屈との関連性を検討した.</p><p>方法:小中学生野球選手764名を対象に,FFDとSLRを測定し,腰痛と関連する基準値を分析した.また,立位体前屈にて床に手指がつくか否かを選手自身で評価し,腰痛との関連性を分析した.</p><p>結果:腰痛の割合は,FFD 0.9 cm未満(未満29.2%,以上19.4%),非投球側SLR 70°未満(未満24.5%,以上17.2%),および立位体前屈にて床に手指がつかない選手で有意に多かった(つかない28.2%,つく20.6%)(いずれもp<0.05).</p><p>結論:FFD 0.9 cm,非投球側SLR 70°およびセルフチェックとしての立位体前屈は腰痛に関連する体幹・下肢柔軟性評価の指標に有用と考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本整形外科スポーツ医学会雑誌
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日本整形外科スポーツ医学会雑誌 40 (3), 389-394, 2020
一般社団法人 日本整形外科スポーツ医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250137090304
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- NII論文ID
- 130007889571
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- ISSN
- 24355828
- 13408577
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可