一人暮らし高齢者に対する介護支援専門員の支援困難感の構成要素の構造

  • 楊 暁敏
    大阪市立大学大学院生活科学研究科(後期博士課程)
  • 岡田 進一
    大阪市立大学大学院生活科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The Structure of the Elements of Difficulties in Supporting Solitary Aged Persons by Care Managers
  • ヒトリグラシ コウレイシャ ニ タイスル カイゴシエン センモンイン ノ シエン コンナンカン ノ コウセイ ヨウソ ノ コウゾウ

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抄録

<p>本研究の目的は,介護支援専門員への量的調査から一人暮らし高齢者に対する支援困難感の構成要素の構造を明らかにすることである.調査対象者は,大阪府下の2,500カ所の居宅介護支援事業所と地域包括支援センターの介護支援専門員各1名である.調査方法は2019年1月30日から2月25日に無記名の自記式質問紙による郵送調査を実施した.統計的な分析方法は,探索的因子分析である.分析の結果,一人暮らし高齢者に対する介護支援専門員の支援困難感は,【利用者本人の全体像とニーズ把握の困難さ】【インフォーマルサポートの不足による困難さ】【多職種連携形成の困難さ】【支援・介入への困難さ】【ケアプランの合意形成と実施の困難さ】【サービス利用拒否による支援の困難さ】の6つの因子から構成されることが明らかとなった.</p>

収録刊行物

  • 社会福祉学

    社会福祉学 61 (1), 44-58, 2020-05-31

    一般社団法人 日本社会福祉学会

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