サケ儀礼「アシリチェプノミ」から見たアイヌ民族の先住権運動
-
- 野口 泰弥
- 東北大学/北海道立北方民族博物館
抄録
本発表ではアイヌ民族による、河川でのサケ捕獲を伴う儀礼、「アシリチェプノミ」の変遷を事例に、サケを軸としてアイヌ民族の先住権運動史を素描することを試みる。それにより、先住権は国家に認められないながらも、社会制度や環境変化を巧みに利用しながら儀礼や、サケ捕獲を内実として実現させてきた実態を明らかにし、近年は儀礼が、先住権をめぐる権利闘争の場であると同時に、交流の場としての機能の重要性が高まっていることを分析する。
収録刊行物
-
- 日本文化人類学会研究大会発表要旨集
-
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2020 (0), D16-, 2020
日本文化人類学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390848647549073664
-
- NII論文ID
- 130007903959
-
- ISSN
- 21897964
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可