リバース型人工肩関節置換術における術前3次元評価システムの再現性評価

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抄録

リバース型人工肩関節置換術の術前CT画像を使用し,2次元(以下,2D)評価と3次元(以下,3D)評価を行い,検者間及び検者内信頼性を検証した.対象は12例.3D評価として,術前に1mmスライスで撮像したCTのaxial像のDICOMデータをLEXI社Zed Shoulder®に読み込み関節窩傾斜角(以下,GI),関節窩前後捻角(以下,GV),上腕骨後捻角(以下HR),関節窩最大高(以下,GH),関節窩最大幅(以下,GW)を計測した.一方,2D評価として単純CTを用い計測した.2名の整形外科医で,1か月以上の間隔にて2回計測した.2D計測と3D計測の検者間及び検者内信頼性を級内相関係数(ICC)にて算出した.検者間信頼性において2D計測のGI,GVと3D計測のGI,GV,HRが低く,検者内信頼性において2D計測のGI,GVと3D計測のGIが低かった.今後,3D評価のさらなる再現性と正確性の確立のため,参照点デジタイズの方法の改良および座標系の再構築を行う必要性がある.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 44 (1), 196-200, 2020

    日本肩関節学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390567172573984384
  • NII論文ID
    130007905888
  • DOI
    10.11296/katakansetsu.44.196
  • ISSN
    18816363
    09104461
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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