酸化マグネシウム系材料を用いた水銀汚染土壌不溶化処理に関する検討

  • 大山 将
    鴻池組・土木事業総轄本部・環境エンジニアリング本部・環境技術部

書誌事項

タイトル別名
  • Solidification/stabilization treatment with MgO-based material for mercury-contaminated soil

抄録

<p>水銀汚染土壌(模擬汚染土壌および実際の汚染土壌)に対して,酸化マグネシウム系材料(マグネシウム系固化材)および高炉セメントB種により不溶化処理を検討した室内試験の結果および不溶化処理土の長期溶出挙動の観察結果について報告する。水銀溶出量によっては助剤の併用が必要であるが,マグネシウム系固化材は水銀に対して安定して高い不溶化効果が長期間持続することが最長10年の観察により確認された。高炉セメントB種についても,水銀に対して一定の不溶化効果を発揮すること,材齢の進行により不溶化効果が増加すること,中性化(pH低下)により不溶化効果が低下する可能性があることを示した。</p>

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