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- 梅田 聡
- 慶應義塾大学 文学部 心理学研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- Theoretical Considerations for The Possibility of Effective Memory Rehabilitation from The Cognitive Neuroscience Approach
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抄録
<p> 本稿では, これまでの記憶リハビリテーション研究について簡単に振り返り, 近年, 注目されつつある方法論について概観する。そして, 最近の認知神経科学研究の知見から考えられる 2 つの観点から, 新たな方法論の可能性について検討する。1 つは, 楔前部や脳梁膨大後部を含む頭頂葉内側部における記憶処理機能, 特に符号化 / 検索フリップに関する研究結果からの考察であり, もう 1 つは, 運動や自律神経機能のような身体の状態を考慮した研究結果からの考察である。一見, 記憶とは直接関係がなさそうにみえるリハビリテーションが, 結果として記憶のパフォーマンス向上に結びつく可能性について, 理論的な観点から考察する。</p>
収録刊行物
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- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 39 (3), 314-319, 2019-09-30
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848647560663808
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- NII論文ID
- 130007921173
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- ISSN
- 18806554
- 13484818
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可