スパイラル工具の連続気孔が切くずの排出性に及ぼす効果

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タイトル別名
  • Effects of swarf discharge of continuous chip pocket in spiral tool
  • スパイラル コウグ ノ レンゾク キコウ ガ キリクズ ノ ハイシュツセイ ニ オヨボス コウカ

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抄録

<p>一般に固定砥粒工具は,目づまりが発生したときに断続的なドレッシングを行い,研削および研磨機能を失うまで継続する.ドレッシング工程は,作業能率の低下や工具寿命の減少,コストや環境負荷の増大などに影響する.著者らは,工具表面にスパイラル溝を有する固定砥粒工具を提案し,切り屑の目づまりを除去または減少させることを試みた.螺旋形の溝は,工具の側面に巻かれたスパイラルワイヤによって作り出され,切くずの連続的な排出を可能にし,工具寿命を緩和できる.研削実験をとおして, 従来の固定砥粒工具は容易に目づまりするのに対し, スパイラル工具は目づまりしにくいことを確認した.また,スパイラル工具を用いて純アルミを鏡面加工できることを示した.</p>

収録刊行物

  • 砥粒加工学会誌

    砥粒加工学会誌 63 (8), 421-425, 2019-08-01

    社団法人 砥粒加工学会

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