カラマツ及びトドマツCLTの面外せん断強度(第<b>1</b>報)

書誌事項

タイトル別名
  • Out-of-plane Shear Strength of CLT with Japanese Larch or Sakharin Fir I.
  • カラマツ及びトドマツCLTの面外せん断強度(第1報)荷重方式及びスパン条件がせん断強度に与える影響
  • カラマツ オヨビ トドマツ CLT ノ メン ハズセン ダンキョウド(ダイ1ポウ)カジュウ ホウシキ オヨビ スパン ジョウケンガセン ダンキョウド ニ アタエル エイキョウ
  • Influence of loading methods and span conditions on shear strength
  • 荷重方式及びスパン条件がせん断強度に与える影響

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抄録

<p>北海道産カラマツ及びトドマツの5層5プライCLTについて,中央集中荷重法及び逆対称4点荷重法によってせん断試験を行い,面外せん断強度を評価した。また,試験時のスパン条件がせん断強度に与える影響を検証するために,複数のスパン条件で試験を行った。試験の結果,(1) トドマツCLTにおける面外せん断強度はカラマツCLTの概ね7割程度となること,(2) 破壊形態は,集中荷重法によるせん断試験では,カラマツCLTの約半数で最大荷重時に曲げ破壊を示したが,逆対称4点荷重法においては全条件でせん断破壊を示すこと,(3) いずれのせん断試験方法においても,せん断スパンが長くなるに従ってCLTの面外せん断強度はべき乗則に沿って漸減し,一定値に収束する傾向が示された。逆対称4点荷重法においては,収束値は圧縮型ローリングシアー試験によるせん断強度に近い値となることが明らかとなった。</p>

収録刊行物

  • 木材学会誌

    木材学会誌 66 (4), 214-224, 2020-10-25

    一般社団法人 日本木材学会

参考文献 (4)*注記

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