生物応答を利用したシールド発生土の安全性の評価

  • 三戸 勇吾
    復建調査設計(株)東京支社第一技術部環境課
  • 大西 晃輝
    復建調査設計(株)東京支社第一技術部環境課
  • 野口 孝俊
    関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所
  • 小野寺 克幸
    関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所環境課
  • 溝川 慎一郎
    関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所環境課

書誌事項

タイトル別名
  • ASSESSING ECOTOXICITY OF EXCAVATED SOIL FROM SHIELD TUNNELING USING BIOASSAY
  • セイブツ オウトウ オ リヨウ シタ シールド ハッセイド ノ アンゼンセイ ノ ヒョウカ

この論文をさがす

抄録

<p> 泥土圧シールドトンネル工法から発生する建設発生土(以下,シールド発生土)の有効活用の一つとして,干潟や浅場造成等への利用が挙げられる.しかしながら,シールド発生土には,気泡剤等の添加剤が添加されており,有効活用に向けて生物に対する安全性の評価が必要である.そこで,本研究では,近年,多くの国で採用されている全排水毒性試験の考え方を応用して,生物応答を利用したシールド発生土の安全性の評価のための試験を実施した.試験では,実験水槽にシールド発生土と天然砂を敷設した区画を造成し,海水をかけ流すことで海生生物を自生させた.底生生物,微細藻類,微生物の現存量や性比,成長速度等の計測を行い,シールド発生土区と天然砂区の差を統計的に検定し,シールド発生土区と天然砂区に有意差が無いことを確認した.</p>

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ