直立護岸における越波飛沫の発生過程に関する実験的研究

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タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON GENERATION PROCESS OF SPLASHES DUE TO WAVE RUN-UP AT A VERTICAL SEAWALL
  • チョクリツ ゴガン ニ オケル エッパ ヒマツ ノ ハッセイ カテイ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ

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抄録

<p> 本研究では,海岸構造物での越波にともない発生する飛沫(越波飛沫)の発生過程を解明することを目的に,断面2次元造波風洞水路を用いた可視化実験を行った.水路内に直立護岸の模型を設置し,不規則波と風を同時に作用させて,不規則波中の特定の個別波による越波飛沫の発生状況を可視化して高速度カメラで撮影した.対象とした波は不規則波中の打上げ高と越波量が異なる4つの個別波で,それぞれ風速が異なる3ケースについて計測した.撮影した画像から,打ち上がった水塊が風によって膜のように広がり,最終的に破裂して小さな飛沫が多数発生すること,打上げ高が高く風速が大きいほど,多数の微小な飛沫が発生し広い範囲に飛散することなど,越波飛沫の発生過程に関する多くの知見を得た.</p>

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参考文献 (1)*注記

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