陸上遡上波による混合砂礫の移動特性および細礫分布形状の推定

  • 鈴木 崇之
    横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院
  • 金子 綾
    東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻
  • 比嘉 紘士
    横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院
  • 中村 由行
    横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院

書誌事項

タイトル別名
  • LABORATORY STUDY OF MIXED-SEDIMENT TRANSPORT AND ESTIMATION OF SPATIAL DISTRIBUTION OF FINE GRAVEL DUE TO INUNDATION FLOW
  • リクジョウ ソジョウハ ニ ヨル コンゴウ サレキ ノ イドウ トクセイ オヨビ サイレキブンプ ケイジョウ ノ スイテイ

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抄録

<p> アメリカ,オレゴン州立大学が有する小型アクリル水槽(長さ7m,幅15.5cm,高さ32cm)を用いて,波高4.1cmの押し波を作用させ,陸上遡上波による混合砂礫(中砂,粗砂,細礫)の移動分布特性の把握,単一粒径の細礫の分布形状を用いた混合砂礫中における細礫分布形状の推定を試みた.実験では粗砂にカラーサンドを使用したことにより,画像解析を用いて中砂と粗砂の分離が可能となり,各底質の移動分布特性を把握できた.解析の結果,混合砂礫中に含まれる中砂と細礫はそれぞれ単独で輸送されるケースよりも運ばれやすくなっていたが,粗砂の分布形状はほとんど変化が見られなかった.混合砂礫中の細礫分布形状は,中砂の混合率を変数として,単一粒径の細礫での分布形状を用いて推定できることがわかった.</p>

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