書誌事項
- タイトル別名
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- PREDICTION OF FUTURE RAINFALL VARIATIONS IN THE KYUSHU ISLAND BASED ON LARGE ENSEMBLE EXPERIMENTS
抄録
<p> IPCC第5次評価報告書では,地球温暖化の影響で大雨などの極端現象が頻度,強度ともに世界的に増加する可能性が高いことが報告されている.本研究では,大規模アンサンブル将来気候データベースd4PDFを用いて,九州地方を対象に豪雨の将来変化の解析を行った.d4PDFデータにはモデルバイアスが確認でき,特に1時間雨量を解析する場合に顕著に見られることが分かった.また,地球温暖化の影響により,気温が上昇するにつれて九州全域で時間年最大降水量が増加し,豪雨の強度・頻度ともに高くなっていくことが分かった.さらに,2℃上昇と4℃上昇では影響は単純に線型的に増加せず,4℃上昇の場合に影響が大きくなることが示唆された.なお,豪雨の変化には地域差があり,北部では増加量は比較的少ないが,南部では大幅な増加が生じることが分かった.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_133-I_138, 2019
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391130851448400896
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- NII論文ID
- 130007940067
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- ISSN
- 2185467X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可