平成29年九州北部豪雨における寺内ダム流域の流木流出メカニズムの解明

  • 横山 光
    東北大学大学院 工学研究科
  • 小森 大輔
    東北大学大学院 工学研究科
  • Thapthai Chaithong
    Geotechnical engineering research and development center, Department of civil engineering, Faculty of Engineering, Kasetsart University

書誌事項

タイトル別名
  • EXAMINING THE MECHANISM OF WOOD ACCUMULATION AND EXPORT IN TERAUCHI DAM CATCHMENT

抄録

<p> 近年さまざまな流木被害が顕在化しており,流木流出メカニズムを理解することは重要である.本研究は,流木流出モデルを寺内ダム流域に適用し,平成29年7月九州北部豪雨における流木流出メカニズムを理解すること,さらに既往研究における北上川水系のダム流域への適用結果と寺内ダム流域の結果を比較することにより,寺内ダム流域の流木流出の特徴を解明することを目的とした.その結果,寺内ダム流域における流木流出特性は2種類の流出系により説明でき,さらに平成29年の豪雨により流木が大量に流出したことの背景として平成24年の豪雨が影響していること,また寺内ダム流域は北上川水系のダム流域と比較して流域内の流木が大きな降雨のない通常時に流出しやすい特徴を持つことが示唆された.</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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