鋼床版のUリブ溶接部からデッキプレートに進展した疲労き裂に対するUHPFRC敷設による対策効果

DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献8件
  • 服部 雅史
    中日本高速道路株式会社 技術・建設本部（（名古屋大学大学院 工学研究科土木工学専攻）
  • 舘石 和雄
    名古屋大学大学院 工学研究科土木工学専攻
  • 判治 剛
    名古屋大学大学院 工学研究科土木工学専攻
  • 清水 優
    名古屋大学大学院 工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • COUNTERMEASURE EFFECT OF UHPFRC OVERLAY ON FATIGUE CRACKS PROPAGATING FROM U-RIB WELDS OF ORTHOTROPIC STEEL DECKS

抄録

<p>　本論文は，鋼床版のUリブとデッキプレートの溶接部から生じる疲労き裂のうち，溶接ルートを起点としてデッキプレートへ進展する疲労き裂を対象として，超高性能繊維補強セメント系複合材料の敷設による疲労対策の効果と，その対策自体の疲労耐久性について検討したものである．具体的には，輪荷重走行試験および有限要素解析により，疲労き裂に対する進展抑制効果，敷設した材料やデッキプレートとの界面の疲労耐久性の確認を行い，一般に用いられる鋼繊維補強コンクリートを敷設する対策と比較して，本対策の有効性を示した．</p>

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