黎明期から現在に至る脳神経外科学研究の動向

  • 花 大洵
    東京大学脳神経外科 Neuro-Oncology Branch, National Cancer Institute, National Institutes of Health, USA
  • 齊藤 延人
    東京大学脳神経外科

書誌事項

タイトル別名
  • The Trends in Neurosurgical Research : From the 1950s and Onward

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抄録

<p> 長期にわたる脳神経外科学各分野の研究動向を把握するため, Pubmedを用いて約70年分の論文データを収集し, 単語頻度解析を含む種々の解析を行った. 結果, 半世紀以上の歴史における外傷, 腫瘍, 脳血管障害, 機能・てんかん, 脊椎脊髄, 新興研究分野などの, さまざまな隆興を分析することができた. 各分野の拡大に影響を与えた要素には, 新規的デバイス, 術式の開発などのほかに, 医療を取り巻く社会情勢の変化もあった. またこの期間のうちに, 論文で使用される 「患者」 の呼称に変化が生まれたこともわかった. 公共検索ツールを用いて行う種々の解析は, アクセス容易な解析手段でありかつ, 脳神経外科学研究の動向を把握する有用な手段だと考えられる.</p>

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