令和元年東日本台風による丸森町における斜面崩壊のロジスティックモデルの開発と流木発生量の推定

  • 矢野 真一郎
    九州大学大学院 工学研究院環境社会部門
  • 正垣 貴大
    九州大学大学院工学府 海洋システム工学専攻
  • 矢藤 壮真
    九州大学大学院工学府 海洋システム工学専攻
  • 津末 明義
    九州大学大学院工学府 海洋システム工学専攻
  • Yiwen WU
    九州大学大学院工学府 海洋システム工学専攻
  • 笠間 清伸
    東京工業大学大学院 環境・社会理工学院 土木・環境工学系

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF LOGISTIC REGRESSION MODEL FOR SLOPE FAILURE AND ESTIMATION OF DRIFTWOODS GENERATION IN MARUMORI TOWN DUE TO THE EAST JAPAN TYPHOON 2019

抄録

<p> 令和元年東日本台風により宮城県丸森町筆甫において日降水量558mmを記録する大雨が発生した.この大雨により,同町を流れる阿武隈川支川の内川・五福谷川・新川流域で大規模な土砂・流木災害が発生した.今次台風による土砂・流木災害について現地調査を実施し,被災状況の確認を行った.加えて,発生要因の分析を行うために,平成29年7月九州北部豪雨による大規模土砂・流木災害に対して最適化されたロジスティックモデルを適用した.さらに,今次災害に最適化したモデルの構築も試みた.その結果,素因である地質条件が今次災害の甚大化の主要な要因であること,ならびに近年で最大規模の流木災害をもたらした29年豪雨に匹敵する規模の土砂・流木災害が今次台風により丸森町で引き起こされたことが明らかとなった.</p>

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参考文献 (1)*注記

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