書誌事項
- タイトル別名
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- Determination of Nitrate Ion in Cheese and Sake
- チーズ オヨビ セイシュ チュウ ノ ショウサン コン ブンセキホウ ノ カイハツ
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抄録
<p>第2版食品中の食品添加物分析法の方法(2版法)において,チーズでは抽出液が懸濁する場合,固形物が浮遊して定容が困難な場合,夾雑成分によりHPLC-UV分析が困難な場合がある.清酒では,共沈操作が不要と考えた.そこで,チーズについては抽出液の懸濁の原因となる水酸化ナトリウム溶液の添加量を減らし,固形物を除くため吸引ろ過後に定容する方法を確立した.清酒については,希釈後,遠心分離する方法とした.また,カーボンモレキュラーシーブが充てんされたカートリッジによる固相抽出法も開発した.添加回収試験(n=5)では,91.3~99.6%(CV 0.9~4.5%)と平均回収率および併行精度が良好であり,チーズで0.010~0.20 g/kg,乳で0.010~0.20 g/L,清酒で0.010~0.10 g/kgの範囲に適用可能であった.本法は2版法の問題を解消し,操作が効率的である点で有用な分析法と考えられた.</p>
収録刊行物
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- 食品衛生学雑誌
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食品衛生学雑誌 61 (6), 229-234, 2020-12-25
公益社団法人 日本食品衛生学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391975831222744576
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- NII論文ID
- 130007960247
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- NII書誌ID
- AN00117741
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- ISSN
- 18821006
- 00156426
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- NDL書誌ID
- 031241114
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- PubMed
- 33390531
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可