薬物動態評価系としてのヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞の可能性

DOI Web Site Web Site 参考文献31件 オープンアクセス
  • 山下 智起
    大阪大学 大学院薬学研究科 分子生物学分野
  • 横田 純平
    大阪大学 大学院薬学研究科 分子生物学分野
  • 乾 達也
    大阪大学 大学院薬学研究科 分子生物学分野
  • 水口 裕之
    大阪大学 大学院薬学研究科 分子生物学分野 大阪大学 国際医工情報センター 大阪大学 先導的学際研究機構 生命医科学融合フロンティア研究部門 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 肝細胞分化誘導プロジェクト

書誌事項

タイトル別名
  • Potential of human iPS cell-derived intestinal epithelial cells as a tool for pharmacokinetic assessment
  • ヤクブツ ドウタイ ヒョウカケイ ト シテ ノ ヒト iPS サイボウ ユライ チョウカン ジョウヒ サイボウ ノ カノウセイ

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抄録

安全な経口投与医薬品の効率的な開発のためには、前臨床段階で生体のヒト腸管における薬物動態を正確に予測することが必要である。しかしながら、現状のin vitro腸管薬物動態評価系には、種差や、薬物代謝酵素・トランスポーターの発現が低い(無い)などの課題がある。そこで、ヒトiPS細胞から作製した腸管上皮細胞(ヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞)に期待が寄せられている。ヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞の作製法には大きく分けて2つの手法がある。すなわち、三次元的な培養(腸管オルガノイド)を介するものと、一貫して二次元的な培養を行うものである。本総説では、それぞれの手法で作製されたヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞の薬物動態学的応用について論じる。

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参考文献 (31)*注記

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