水環境におけるキセノエストロゲン汚染のバイオマーカーとしてのブルーギル(<i>Lepomis macrochirus</i>)ビテロジェニン遺伝子の転写

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タイトル別名
  • Bluegill <i>Lepomis macrochirus</i> vitellogenin gene transcription as a biomarker for xenoestrogenic contamination of water environments

抄録

ブルーギル(Lepomis macrochirus)ビテロジェニン遺伝子転写解析をキセノエストロジェン検出のバイオマーカーとして評価した。ブルーギルより,他の魚種由来のビテロジェニンAb遺伝子に高いホモロジーを有する部分塩基配列を取得した。オスのブルーギルへの17β-エストラジオール腹腔内投与の結果,体重1gあたり0.5ngの投与量以上で,肝臓におけるビテロジェニン遺伝子の転写が確認された。一方,血漿中の17β-エストラジオール濃度は,17β-エストラジオール未投与の個体群と比較して,体重1gあたり500ngの投与量以上で,優位な差が確認された。これらの結果は,ブルーギルのビテロジェニン遺伝子の転写がキセノエストロジェン汚染のモニタリングに有効であることを示唆するものである.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1391412881270389248
  • NII論文ID
    130007962172
  • DOI
    10.32280/nesr.27.0_1
  • ISSN
    18831982
    09167595
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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