断層湖堆積層における表層および深層のメタン:分子レベルの安定炭素・放射性炭素同位体比で捉える深層炭素と表層生態系へのインパクト
書誌事項
- タイトル別名
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- Deep methane emission from the active fault lake on Itoigawa-Shizuoka Tectonic Lines: Impact and interaction between deep carbon and surface ecosystems
抄録
<p>糸魚川―静岡構造線(ISTL)と中央構造線(MTL)の交点に位置する諏訪湖では、活発なメタンの放出が確認されている。これらのメタンは、1) 表層水圏由来、2) 深部堆積層由来、そして、3) 深部基盤岩以深由来からなる3つの起源を持つとされている。本研究は、これらのメタンの起源に加えて、断層湖の炭素循環や表層の湖内生態系へのインパクトについて調査を進めている。諏訪湖内で深部由来のメタンと考えられる活発な湧出サイトで採取したガスを分析した結果、湧出するメタンの14Cは、ほぼ枯渇しており、(Δ14Cmethane = -989.8 ±0.3 ‰)、このメタン由来の炭素は湖水の溶存無機炭素(Δ14CDIC = - 110.3 ±2.7 ‰)にも影響していることが分かった。現在、湖水表層のアオコ(シアノバクテリア)の炭素源との因果関係の解析も併せて進めている。本発表では、これまでに得られた結果について議論する。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 140-, 2020
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391975831239856256
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- NII論文ID
- 130007977139
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可