効率的な即時挙動把握に向けた最適観測点配置に関する基礎研究

  • 庄司 大河
    東北大学大学院 工学研究科 土木工学専攻
  • 大竹 雄
    東北大学大学院 工学研究科 土木工学専攻
  • 茂野 恭平
    新潟大学大学院自然科学研究科
  • 肥後 陽介
    京都大学准教授 工学研究科 都市社会工学専攻
  • 村松 正吾
    新潟大学教授 工学部 電気情報通信プログラム

書誌事項

タイトル別名
  • BASIC STUDY ON OPTIMIZATION OF SENSOR PLACEMENTS FOR REAL TIME ALTERNATIVE SIMULATION

抄録

<p>災害時における施設のレジリエンス性を高めるためには,対象施設の状況を即時に把握し,状況に適した合理的な対策を行うことが重要である.本研究では,数値解析で得られた時空間データに基づいて,限られた観測から対象全体の挙動を推測するモデルを提案すると共に,このモデルを効果的に機能させる観測点最適化手法を提案した.モデルは特異値分解によるデータの学習によって構築し,観測点の最適化には列ピボット選択を伴う QR 分解を利用している.ここでは例題として,地震時の液状化による盛土の沈下過程の数値解析結果に対して適用した.ランダムな観測点からの推定精度と比較することにより,提案手法の有効性を示し,また最適化された観測点が数値解析の力学的特徴を反映していることを示した.</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (19)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ