書誌事項
- タイトル別名
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- XFEM SIMULATION OF RUPTURE DIRECTION ON BRANCHING FAULT
抄録
<p>震源断層の破壊プロセスは入力地震動を設定する際の重要な要素の1つである.分岐部を持つような断層(分岐断層)では,分岐部に向かって破壊が進展するという考え方が一般的であったが,平成 28 年熊本地震本震では,分岐部より破壊が進展するという従来の考え方と異なる現象がみられた.そこで分岐断層における破壊メカニズムを明らかにするため,拡張有限要素法(XFEM)を用いた数値解析によって分岐断層における破壊の進展方向について考察した.本研究では,tip 要素の重ね合わせで不連続面の分岐や屈曲を一般的に表せる方法を提案し,分岐部のモデルに取り入れている.様々な断層強度,応力状態について数値解析を行ったところ,10.7%のケースにおいて分岐部からの破壊進展が確認され, 数は少ないながらも起こりうることが示された.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集A2(応用力学)
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土木学会論文集A2(応用力学) 76 (2), I_217-I_224, 2020
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391975831241316864
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- NII論文ID
- 130007980153
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- ISSN
- 21854661
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可