風水害発生時の保育所の休所判断についての実態調査

書誌事項

タイトル別名
  • AN ACTUAL CONDITION SURVEY ON THE DECISION TO CLOSE A NURSERY SCHOOL IN THE EVENT OF STORM AND FLOOD DAMAGE

抄録

<p> 風水害時における保育所の休所実態を把握するため,2019年12月~2020年1月にかけて24都県の人口1万人以上の673基礎自治体保育担当部署を対象に,郵送回収方式にて所掌保育所での休所実施の有無,休所規定の制定状況等についてアンケート調査を行った.対象自治体は近年,風水害被害を受けた都県を中心に抽出し,378自治体(回収率56%)から回答を得た.風水害時に保育所を休所させる規定があるのは61自治体(16%)で,この内,2018年又は2019年に被災した自治体のうち,13自治体で規定が設けられていた.しかし,現時点では風水害時の休所規定がある自治体は少数であり,災害危険性が高まった時に保育所の休所判断をできるためには,社会的合意の形成が必要である.</p>

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