イピリムマブ投与後に急性腎不全を生じた直腸原発悪性黒色腫の1例

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タイトル別名
  • A Case of Malignant Melanoma of Rectum with Acute Renal Failure after Ipilimumab Administration
  • イピリムマブ トウヨ ゴ ニ キュウセイ ジンフゼン オ ショウジタ チョクチョウ ゲンパツ アクセイ コクショク シュ ノ 1レイ

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抄録

<p>69歳,男性.直腸原発悪性黒色腫鼠経リンパ節転移・肺転移を有しstageIV.ニボルマブ計22回施行するも病勢進行あり2nd lineとしてイピリムマブへ変更.2回投与後より腎機能障害が出現した.腎生検では過去のイピリムマブによる腎機能障害の報告と一致した尿細管間質性腎炎を認め,ステロイドパルス療法と血液透析により改善を認めた.イピリムマブによる腎機能障害は他の免疫関連有害事象と比べ頻度は低く,有効な治療法も確立していない.自験例ではステロイドパルス療法が有効であったが,症例の蓄積が必要である.</p>

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