低年齢から管理している自閉スペクトラム症児のう蝕罹患と口腔衛生習慣との関連
書誌事項
- タイトル別名
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- The Association of Oral Hygiene Habits with the Incidence of Dental Caries in Autistic Spectrum Disorder Children Who Were Managed from a Young Age
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抄録
<p>低年齢から,特にう蝕に罹患する前からの口腔衛生管理は重要であるが,低年齢から管理を開始しても必ずしもう蝕に罹患することなく成長するわけではない.今回,3歳から口腔衛生管理を開始した自閉スペクトラム症(ASD)児のうち初診時にう蝕に罹患していなかった20人を対象とし, 6歳時の食生活習慣および刷掃習慣に関する項目,発達年齢,ASDの障害特性と,6歳でのう蝕経験との関連性について調べた.その結果,介助磨きへの協力性がう蝕罹患と関連性が強いことが示された.一方,間食回数や夕食後の間食の有無などは関連性が低かった.また,項目間の関連性を調べたところ,発達年齢および触覚過敏性と介助磨きへの協力性との間に関連性を認めたことから,発達年齢が低かったり,触覚過敏性を有していたりした場合は家庭での介助磨きに対して非協力的であり,このためにう蝕に罹患しやすい傾向があると考えられた.以上から,介助磨きへの協力性が改善しない者に対しては注意深い口腔衛生管理が必要であり,特に,発達年齢が低い者や触覚過敏性を有している者は家庭での介助磨きへの協力が難しいことから,プロフェッショナル・ケアの強化など慎重なう蝕予防が必要であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本障害者歯科学会雑誌
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日本障害者歯科学会雑誌 41 (4), 299-306, 2020-10-31
一般社団法人 日本障害者歯科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568772523683840
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- NII論文ID
- 130007992575
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- ISSN
- 21889708
- 09131663
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可