地方国立大学における人工知能（AI）に関する共同研究の特徴と課題

• 服部 大輔

  島根大学地域未来協創本部

• 秋丸 國廣

  愛媛大学社会連携推進機構

• 西片 奈保子

  宮崎大学産学・地域連携センター

• 北村 寿宏

  島根大学地域未来協創本部

書誌事項

タイトル別名

• Characteristics and Issues of Collaborative Research on Artificial Intelligence (AI) at Japanese Local National Universities
• — Cases of Ehime University, Shimane University, and University of Miyazaki —
• ―愛媛大学，島根大学，宮崎大学の事例―

抄録

人工知能（AI）分野における共同研究の特徴と課題を明らかにするため，愛媛大学，島根大学，宮崎大学において，約5年間の企業等との共同研究の状況を調査した．件数は3.1倍，受入額は5.9倍に増加した．相手先の規模は「中小企業」が，業種は「情報通信業」と「学術研究，専門・技術サービス業」が多かった．技術分類では，「動画像処理」と「情報一般」が，従事した研究者は，「理工学系」が多かった．県内企業の割合は，愛媛大学が60％，島根大学が31％，宮崎大学が19％だった．地方国立大学におけるAI分野の共同研究では，増加が予測される業種とのマッチング，契約・規約の整備，人材の育成，地域における社会実装の推進が期待された．

収録刊行物

• 産学連携学

  産学連携学 17 (1), 1_69-1_84, 2021-01-31

  特定非営利活動法人 産学連携学会

キーワード

• AI-Ready society
• industry-academia collaboration
• machine learning
• Society 5.0

詳細情報

• CRID: 1390850313410990976
• NII論文ID: 130007998633
• DOI: 10.11305/jjsip.17.1_1_69
• ISSN: 18818706
• ISSN: 13496913
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可