情動喚起語に対する評定による符号化の効果III
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of encoding by rating for emotional words III
- Comparing evoked arousal to inherent arousal
- 喚起された覚醒度と刺激に内包された覚醒度との比較
抄録
<p>藤田・加藤(2018,認知心)の一連の研究から,情動喚起語が持つ属性としての覚醒度だけでなく,覚醒度評定行動自体が符号化の効果を持つこと,そしてその効果は音韻的処理よりも優れることが示された。さらに,藤田・加藤(2015)は,評定を求める際に「その刺激によって参加者か喚起されたもの(喚起)」と「その刺激自体に内包されているもの(内包)」とを区別し,刺激の感情価および覚醒度の評定を求めた後の情動喚起画像の再生成績をそれぞれ比較した。その結果,喚起と内包はことなる情動を測定していることが示唆された。本研究では情動喚起語を対象に,評定の種類(喚起vs.内包)の要因を加え,覚醒度評定を行った後の再生成績を比較したが,主効果・交互作用とも有意ではなかった。</p><p></p>
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2020 (0), 61-61, 2021-03-15
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390005888482726784
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- NII論文ID
- 130007998885
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可