難治性・再発性人工血管内シャント静脈吻合部狭窄に対するベアメタルステント留置術の長期成績とその再発パターン

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  • Long Term Results and Pattern of Recurrence after Bare Metal Stent Placement in the Treatment of Refractory or Recurrent Venous Anastomotic Stenoses of Arteriovenous Graft

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抄録

<p>【目的】難治性・再発性の人工血管内シャント静脈吻合部狭窄に対するBareMetal Stent（BMS）留置術の長期成績と再発パターンを検討した．【方法】2013年8月～2020年3月までにBMS留置を行った58例を対象とし，各種開存率およびTLR回避率を算出し，追跡期間中の再発病変の部位を分析した．【結果】3カ月後の一次開存率を比較するとBMS留置前では21.1%，BMS留置後は75.6%でBMS留置により開存率が改善した．BMS留置後の6カ月，1年の一次開存率はそれぞれ51.7%，30.3%，二次開存率は96.5%，96.5%，TLR回避率は61.8%，35.2%であった．追跡期間中の再発病変は約半数がBMS内までにとどまり中枢静脈に狭窄を生じたのは17%であった．【結論】難治性・再発性の人工血管内シャント静脈吻合部狭窄に対するBMS留置術は有効で，再発の約半数はBMS内に生じていた．</p>

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