嫌気性MBRを用いた実下水のメタン発酵処理に及ぼす温度の影響

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タイトル別名
  • EFFECT OF TEMPERATURE ON METHANOGENIC TREATMENT OF REAL SEWAGE TREATMENT USING AnMBR
  • ケンキセイ MBR オ モチイタ ジツ ゲスイ ノ メタン ハッコウ ショリ ニ オヨボス オンド ノ エイキョウ

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抄録

<p> 下水の活性汚泥処理は曝気によるエネルギー消費と多量の余剰汚泥発生が問題となっている.そこで省エネルギー・創エネルギーかつ汚泥発生量も少ない嫌気性MBRが,新たな排水処理技術として注目されている。本研究では,実下水を対象とした連続処理実験を行い,運転温度とHRTを変化させて,それぞれの処理水質,バイオガス生成を評価し,物質収支を求めた。標準活性汚泥法と同等のHRT6hにおいて運転温度20°Cであっても処理水BOD濃度< 20mg/L,COD濃度 < 50mg/Lであり,除去率は90%を達成した.HRT6 h・運転温度25°Cにおいてガス生成量は0.079L-ガス/L-下水であり,安定したガス生成を示した.また除去 COD(CODrem)あたりの汚泥生成量を求めた.嫌気性MBR法における汚泥生成量は,高負荷条件下または,低温条件下であっても従来の下水処理プロセスで発生する汚泥量以下であった.</p>

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