EBウイルス関連胃癌の内視鏡診断と治療
書誌事項
- タイトル別名
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- CLINICAL FEATURES OF EPSTEIN-BARR VIRUS-ASSOCIATED GASTRIC CARCINOMA
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抄録
<p>EBウイルス関連胃癌は胃癌の約10%を占め,胃上部・中部に多く存在し,リンパ球浸潤癌が多い.内視鏡的には,胃体部から噴門部の陥凹を主体とした病巣が多く,陥凹の周囲に境界不明瞭な隆起を伴い,粘膜下腫瘍様の形態を呈する.超音波内視鏡では第3層に境界明瞭な低エコー腫瘤が観察される.EBウイルス関連胃癌はH. pylori感染胃炎を背景に発生し,除菌後にも発生する.EBウイルス関連胃癌は,粘膜下層に浸潤してもリンパ節転移が極めて少なく,内視鏡的切除が適応拡大できる可能性がある.EBウイルスの有無が胃癌の治療法や経過観察に影響を与えるため,EBウイルス関連胃癌を診断する重要性が高まってきている.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (3), 255-263, 2021
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390005966210556288
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- NII論文ID
- 130008001820
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可