新型コロナウイルス感染症対策に伴う緊急事態宣言下における遠隔子育て支援の実践

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書誌事項

タイトル別名
  • The practice of remote parenting support under the declaration of an emergency due to the prevention of the spread of COVID-19 infection

抄録

<p>本実践報告では,九州産業大学子育て支援室が行ったCOVID-19の感染拡大防止に伴う緊急事態宣言下における遠隔による子育て支援の実践を報告するとともに,この実践を振り返ることで見えてきた子育て支援の意義と本質について述べる。緊急事態宣言下において,子育て支援室に対面参集で行う子育て支援が不可能となり,絵葉書や動画配信による遠隔子育て支援を行った。この遠隔子育て支援であっても,本学子育て支援室の子育て支援事業の目的は十分に達成できるということが推察された。これは,対面参集型でない,遠隔離散型であった子育て支援だからこそ明らかになったことである。しかし,それは対面参集型である従来の子育て支援室の継続会員であったことが必要条件であった。今後の課題としては,エンパワーメントの視点からみた「社会関係の広がり」を視野に入れるのであれば,同時双方向型の遠隔子育て支援も検討しなければならないことが挙げられた。</p>

収録刊行物

  • 人間科学

    人間科学 3 (0), 62-70, 2021

    九州産業大学 人間科学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390287474423673728
  • NII論文ID
    130008005988
  • DOI
    10.32223/hsksu.3.0_62
  • ISSN
    24344753
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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