場の固有性が生まれる要因を探る

書誌事項

タイトル別名
  • Clarify the Logic Underlying the Uniqueness of a Given Place
  • 場の固有性が生まれる要因を探る : 街の風景に関するアンケートの比較(タピオラと秋田)
  • バ ノ コユウセイ ガ ウマレル ヨウイン オ サグル : マチ ノ フウケイ ニ カンスル アンケート ノ ヒカク(タピオラ ト アキタ)
  • -Comparative Landscape Survey by Questionnaire "Tapiola and Akita"
  • ―街の風景に関するアンケートの比較(タピオラと秋田)

この論文をさがす

抄録

<p> 街の雰囲気のちがいとは何か。雰囲気を感じるのは人であり,見ている対象は街である。街の雰囲気のちがいとは何かという探求から始めた本研究は,場の固有性の論理を解明することを主な目的とする。街の雰囲気は,場の個性や特徴といったその場に固有な性質,すなわち場の固有性のことと定義できるように思う。本報告では「街の雰囲気のちがい」を形成する「要素」を解明することを目的として「場の固有性」の理論に基づいた構造化された概念を手掛かりに,二つの街でのそこに住む人の「街(の雰囲気)に対する認識」を明らかにすることを目的としたアンケートを実施し,分析を行っている。二つの街でのアンケート結果に「場の固有性」の考え方を適応し,そこから見出される「街の雰囲気のちがい」の構成要素を解明しようとしている。その結果「シゼン」が,その「ちがい」を形成する「要因(構成要素)」であることを示唆している。</p>

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 67 (4), 4_51-4_58, 2021-03-31

    一般社団法人 日本デザイン学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ