『数学第一類』の理念に基づく実践のもとでの,ある生徒の微分積分の概念進展の様相
書誌事項
- タイトル別名
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- Aspects of a Student's Conceptual Development of Differential and Integral under Practice Based on the Principles of 『Sugaku Daiitirui』
抄録
<p>本研究は,微分積分の概念が生徒の中で如何にして進展するのか,その学習の様相から明らかにしようとするものである。そのために微分積分概念の進展を探る教材として生徒が数学をつくることを意図して編纂された教科書である『数学第一類』に着目した。『数学第一類』では積分を和の極限から定義しており,極限を図表の操作に基づいて直観的に扱い,直観的に把握した事柄の中に論理を見いだしていく構造となっている。そして理念の大きな柱として生徒自ら数理を発見するということが掲げられている。そうした理念と問題の構造に着目し,筆者らが構成した活動に対するある生徒の反応を分析することから,『数学第一類』をもとに想定された活動が起こり,微分積分概念が生成され得るのかを,生徒の反応を分析することで実証的に明らかにした。</p>
収録刊行物
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- 東北数学教育学会誌
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東北数学教育学会誌 52 (0), 27-39, 2021
東北数学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569015603791488
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- NII論文ID
- 130008020711
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- ISSN
- 24358886
- 24368886
- 24350613
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可