食品の機能性に対する認知と栄養に関する知識の個人差の関係性について

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タイトル別名
  • Relationship between Understanding of Food Function and Individual Differences in Nutritional Knowledge

抄録

<p>特定保健用食品につづき、2015年4月から新たな機能性表示食品制度が始まったが、食品の機能性という概念が、どのように一般消費者に認知されているかは明らかでない。今後の機能性食品の普及が国民の健康に正の影響を与えるためには、さまざまなステークホルダーの間で食品の機能性に対する共通の認知があることが望ましい。そこで本研究では、食品と健康に関する専門的な知識やスキルを有する職業群と、健康に興味が高い消費者群を対象として、栄養学的な知識の程度と食品の機能性についての認知との関連を探索することを目的とした。自由記述回答からなる質問と選択方式回答の質問を用いた調査を行った結果から、栄養学的な知識の程度が異なる3つの職業群を抽出した。自由記述文の量的および質的な分析から、それぞれの群で食品の機能性についての認知が異なることが示された。本研究の知見は、機能性食品に対する適切な理解と消費に寄与すると期待される。</p>

収録刊行物

  • 消費者行動研究

    消費者行動研究 22 (1_2), 1_2_49-1_2_68, 2016

    日本消費者行動研究学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390006120728144128
  • NII論文ID
    130008021880
  • DOI
    10.11194/acs.22.1_2_49
  • ISSN
    18839576
    13469851
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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