共分散構造分析による地場産業製品のイノベーション実現に対するアクターとの連携並びに媒介の寄与の因果関係特定

DOI オープンアクセス
  • 大島 裕市
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
  • 保井 俊之
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 県立広島大学
  • 谷口 尚子
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
  • 当麻 哲哉
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Identifying the Causal Relations by Actor Association and Mediation Contribution to Realize Product Innovation in Local Industries by Covariance Structure Analysis
  • Field Study in the Japanese Ceramics and Cutlery Industry
  • 日本の陶磁器及び刃物産業を実証フィールドとして

抄録

地場産業地域の多くが経営環境や需要の変化などにより衰退傾向にある中で、新たな知識習得を起因とする地場産業製品のイノベーション実現が衰退防止の対応策として近年注目されている。製品イノベーションの実現には知識創造とその習得が必要であり、そのためには、知識及び情報を持つ行為者としての社会単位であるアクターとの連携並びにその媒介が重要である。本研究は、地場産業企業とアクターとの連携並びにその媒介が地場産業製品のイノベーションに与える影響について、食品等を除き日本の消費者に最も製品が需要される陶磁器及び刃物産業を実証フィールドとして、アンケート調査並びに共分散構造分析を行った。その結果、地場産業企業の製品イノベーションの実現には、アクターとの連携と情報収集活動が寄与することが示された。また、アクターとの連携には媒介の活用が大きく寄与していることを示した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390006221183757312
  • NII論文ID
    130008025197
  • DOI
    10.24578/japancreativity.24.0_119
  • ISSN
    24334588
    13492454
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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