炭酸化したセメント系材料におけるCO<sub>2</sub>固定量の評価手法および物性変化に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON EVALUATION METHOD OF CO<sub>2</sub> ABSORPTION AND PHYSICAL PROPERTIES OF CEMENTITIOUS MATERIALS WITH CARBONATION CURING

抄録

<p> 強制的に炭酸化したセメント系材料におけるCO2固定量を定量的に評価することを目的に,高炉スラグ微粉末およびγ-2CaO・SiO2をセメント代替として用いたセメント系材料を,炭酸化が進行しやすい高温,低湿度,高CO2濃度の環境下で炭酸化養生し,CO2固定量を各種分析手法によって評価した.その結果,コンクリートのCO2固定量の評価には熱分析よりも無機炭素分析が適していることを確認した.また,高炉スラグ微粉末およびγ-2CaO・SiO2をセメント代替として用いたコンクリートを炭酸化養生することで,大量のCO2を固定できることを明らかにした.さらに,このコンクリートの空隙率や圧縮強度が,一般的なコンクリートと同程度であることを確認した.</p>

収録刊行物

参考文献 (6)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ