徐々に明らかになってきたマラリアの第一選択薬アルテミシニンへの耐性メカニズム
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- MITA Toshihiro
- 順天堂大学医学部熱帯医学寄生虫病学講座
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Abstract
マラリアは世界三大感染症のひとつである。アルテミシニンは全ての流行国でマラリアに対する第1選択薬となっている。その導入によってマラリアによる死亡者が減少し、発見者である屠呦呦にはノーベル生理学・医学賞が授与された。しかし10年ほど前からアルテミシニン耐性原虫が出現し、その蔓延が問題となっている。本稿では、アルテミシニン耐性のメカニズムと、耐性遺伝子であるKelch13、そして解明されていなかった両者の間のミッシングリンクについて最新の知見を概説する。
Journal
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- Farumashia
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Farumashia 57 (5), 371-376, 2021
The Pharmaceutical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390006432294490880
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- NII Article ID
- 130008033134
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Disallowed