糞便汚染指標を基にしたお台場海浜公園における海水浴予報システムの試行運用

DOI Web Site Web Site 参考文献7件 オープンアクセス
  • 北山 千鶴
    株式会社東京久栄
  • 森田 健二
    特定非営利活動法人海辺つくり研究会
  • 福地 広識
    港区芝浦港南地区総合支所協働推進課 (現) 港区企画経営部企画課
  • 李 星愛
    東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センター (現) 株式会社日水コン中央研究所
  • 古米 弘明
    東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Trial Operation of Water-quality Forecasting System Based on Fecal Pollution Indicators for a Beach in Odaiba Marine Park
  • フンベン オセン シヒョウ オ モト ニ シタ オダイバ カイヒン コウエン ニ オケル カイスイヨク ヨホウ システム ノ シコウ ウンヨウ

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抄録

<p>合流式下水道雨天時越流水の影響により水浴判定基準を超える糞便性大腸菌群数が観測される都市の水辺において, 安全性を確保して海水浴を行うためには糞便汚染状況の予測が求められる。そこで大腸菌を指標として糞便汚染状況を予測し, お台場海浜公園において海水へ顔をつけることの可否判断を行うシステム構築と試行運用を実施した。降雨の時空間特性を考慮して東京都区部の過去10年間の降雨イベントを類型化した。類型化した降雨毎に3次元流動水質モデルでお台場海浜公園における大腸菌濃度を計算し, 濃度経時変化データベースを作成した。任意の降雨を類型化降雨にあてはめ, 対応する大腸菌濃度のデータベースを包絡する濃度変化曲線は, 降雨後のモデル計算結果の濃度上昇を再現することを確認した。このデータベースを包絡する濃度変化曲線を用いる方法で2018年の海水浴イベントにおいて予報システムの試行運用を実施し, その有効性を検証した。</p>

収録刊行物

  • 水環境学会誌

    水環境学会誌 44 (3), 59-68, 2021

    公益社団法人 日本水環境学会

参考文献 (7)*注記

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