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- 斉藤 知洋
- 国立社会保障・人口問題研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Economic Consequences of Single Mothers’ Regular Employment in Japan
- シングルマザー ノ セイキ コヨウ シュウロウ ト ケイザイ スイジュン エ ノ エイキョウ
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抄録
<p>本稿の目的は,「就業構造基本調査」匿名データ(2007年)を用いて,シングルマザーの正規雇用就労と世帯の経済水準の関連について検討することである.傾向スコア・マッチング法を用いた統計分析より,得られた主要な知見は次の3点である.第1に,正規雇用への就労はシングルマザーの時間あたり賃金を32.0%上昇させ,相対的貧困率と就労貧困率をそれぞれ36.5%, 39.5%低減させる効果を持つ.第2に,正規雇用就労の効果には階層差が存在し,賃金と就労貧困率については低学歴層ほどその就労効果が小さい.第3に,正規雇用就労を達成したとしても,非大卒のシングルマザーはその半数以上が自身の就労所得のみでは貧困状態を脱していない.以上の結果は,シングルマザーを対象とした就労支援施策に加えて,女性が結婚や出産を通じて直面する労働市場上の不利を解消することが母子世帯の経済的地位を高めるうえで重要であることを示唆する.</p>
収録刊行物
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- 家族社会学研究
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家族社会学研究 32 (1), 20-32, 2020-04-30
日本家族社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390006507988134784
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- NII論文ID
- 130008037011
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- NII書誌ID
- AN10092691
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- ISSN
- 18839290
- 0916328X
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- NDL書誌ID
- 030488862
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可