正中神経伝導検査における初学者・検査技師向けチャート式マニュアル作成の試み
書誌事項
- タイトル別名
-
- Report of a trial use of the original chart-type manual for the median nerve conduction study
この論文をさがす
抄録
<p>神経伝導検査 (NCS) は神経筋疾患の診療における有力なツールである。医師が診断に必要な神経や検査法を選択しNCSを依頼する。臨床検査技師は, 依頼内容を把握し, また検査中に得られた波形を判断しながら必要な検査を追加する。そこで全ての技師が適切な追加検査を行えることを目指し, 第一段階として正中神経NCSについての独自のチャート式マニュアルを考案した。正中神経NCSでは, 比較的よく遭遇する手根管症候群とMartin Gruber吻合に注目し, これらを適切に鑑別できるように留意してマニュアルを作成した。これにより, 初学者でも必要な追加検査が施行可能となり, 検査中の心理的負担の軽減, 検査時間の短縮, 技師間での検査方法の標準化につながる可能性がある。</p>
収録刊行物
-
- 臨床神経生理学
-
臨床神経生理学 49 (3), 131-138, 2021-06-01
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390006740597230080
-
- NII論文ID
- 130008046167
-
- ISSN
- 2188031X
- 13457101
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可