正準分子軌道計算による光活動性黄色タンパク質の電子構造解析

• 前田 大陸

  東京大学大学院工学系研究科

• 平野 敏行

  東京大学生産技術研究所　機械・生体系部門

• 佐藤 文俊

  東京大学生産技術研究所　機械・生体系部門

書誌事項

タイトル別名

• Analysis of Electronic Structure of Photoactive Yellow Protein by Canonical Molecular Orbitals Calculation
• セイ ジュンブンシ キドウ ケイサン ニ ヨル ヒカリ カツドウセイ キイロ タンパクシツ ノ デンシ コウゾウ カイセキ

抄録

光活動性黄色タンパク質（Photoactive Yellow Protein （PYP））は，活性中心としてp- クマル酸（pCA）を含む125 残基からなる光受容タンパク質である．光反応サイクルの初期過程において，pCA がtrans 型からcis 型への構造変化を引き起こす．この光異性化反応を電子状態理論から解き明かすために正準分子軌道計算を行った．pCA と35 残基モデルの正準分子軌道計算から，光異性化反応に関与する, pCA から周辺タンパク質へ広がる分子軌道を確認した．

収録刊行物

• 生産研究

  生産研究 73 (3), 157-163, 2021-05-01

  東京大学生産技術研究所

詳細情報

• CRID: 1390851242927331968
• NII論文ID: 130008049208
• NII書誌ID: AN00127075
• DOI: 10.11188/seisankenkyu.73.157
• ISSN: 18812058
• ISSN: 0037105X
• NDL書誌ID: 031563825
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/031563825
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I031563825
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可