2019年秋雨前線豪雨の特徴と佐賀県で発生した洪水災害の概要
書誌事項
- タイトル別名
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- Characteristics of Flood Disaster in Saga Prefecture by Heavy rainfall of Autumnal Rain Front in 2019
抄録
2019年8 月27日未明から秋雨前線の活動が活発になり,佐賀県西部の六角川上流の武雄では28日早朝までの24時間降水量が400mm 近くに達し,特に28日未明には最大3時間降水量が210mmを観測した。この結果,六角川の水位が上昇し,堤防の決壊や越水を防ぐためにポンプを止める「運転調整」を余儀なくされ,堤防内の市街地に溜まった雨水が排水できずに内水氾濫が発生した。六角川水系の牛津川でも,流域で降った豪雨により水位が上昇し,堤防からの越水により農地や市街地に浸水被害が発生した。また,佐賀市内でも内水氾濫が発生し,県内の住家被害は6,060棟にも及んだ。
収録刊行物
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- 自然災害科学
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自然災害科学 39 (3), 253-281, 2021
日本自然災害学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390851398295926400
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- NII論文ID
- 130008055387
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- ISSN
- 24341037
- 02866021
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可