2018年7月豪雨により洪水災害が発生した倉敷市真備町における避難行動に関するアンケート調査

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タイトル別名
  • The Questionnaire Survey on Evacuation Behavior for Flood Disaster by Heavy Rain Event of July 2018 in Mabi,Kurashiki City
  • 2018ネン 7ガツ ゴウウ ニ ヨリ コウズイ サイガイ ガ ハッセイ シタ クラシキシ マビマチ ニ オケル ヒナン コウドウ ニ カンスル アンケート チョウサ

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抄録

2018年7月豪雨において岡山県でも特に浸水被害が甚大であった真備町の箭田地区を対象に,アンケート調査を実施した。夜間の急激な水位上昇により避難の判断が困難で,避難率は高かったが住民は切迫した状況下にあり,非避難者では判断の遅れや誤りがあった。また,ハザードマップの理解や防災活動は,実際の避難行動には結びつかず効果があったとは言えない。浸水想定区域であったにも関わらず多数の犠牲者が発生した要因として,80歳代以上の高齢者の避難率の低さが挙げられ,特に同居家族1~2人の80歳代以上の高齢者では,身体的・精神的にも避難が困難であり避難率が低かった。被害拡大防止のため,地域内でのつながりを強め,高齢者への避難時の支援体制をつくることが重要である。

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